3月14日のダイヤ改正で寝台特急『北斗星』が
惜しまれながら定期運行を終えたIGRいわて銀河鉄道は、
6月8日(月)より、滝沢駅(岩手県)内に
直営の「串焼処 銀河」をオープン。
なぜ、鉄道会社が盛岡から12kmも離れた
小規模な駅に串焼き屋を始めたのでしょうか?
Sponsored Link
なぜ鉄道会社が?
3月14日のダイヤ改正で寝台特急「北斗星」が
定期運行を終え、臨時列車化されました。
しかし、「北斗星」はIGRいわて銀河鉄道にとっても大きな収入源。
今後、見込まれる収入減少を考え収支改善策や
経営基盤強化し、自立した経営基盤強化策として
飲食事業に取りかかることにしたとのこと。
串焼き屋にした理由は、岩手県北部には
鶏の生産業者や業者が多いためです。
地元の食材を使い、県外の方もぜひ立ち寄って欲しいとの
気持ちもこもっているそうです。
Sponsored Link
「串焼処 銀河(くしやきどころ ぎんが)」
メニュー
・串焼き 1本 100~120円
・ビール 400円
・各日本酒 350円~
※価格は税込み
営業時間は16:00から20:00まで、
定休日は日曜日となっています。
滝沢駅はどんなところ?
IGRいわて銀河鉄道の滝沢駅は盛岡のベッドタウンにあり、
付近には岩手県立大学、盛岡大学があります。
学生をメインターゲットにし、サブターゲットに周辺住民や
通勤客を見込むことで「宅飲み」向けのテイクアウトや、
待ち時間の合間の「立ち呑み」利用を想定しているそうです。
さらに、電車通勤ならではの仕事終わりに一杯が楽しめる
機会が増えることで、通勤に鉄道を選ぶ人が出てくるかもしれませんね。
Sponsored Link
寝台列車 北斗星
寝台列車 「北斗星」とは、青函トンネルが開通した1988年に
上野-札幌間を約16時間で結ぶ寝台特急として運行が開始。
車体は青く塗装された「ブルートレイン」(ブルトレ)
としても知られています。
「はやぶさ」「富士」「あかつき」などの名立たる
ブルトレ達は既に姿を消してしまい、
「北斗星」は唯一のブルートレインとなっていました。
車内には、テレビやシャワーを備えた豪華な客室が備えられており、
食堂車「グランシャリオ」では、ムード感が演出された
車内でのディナータイムが楽しめ、できたての料理と
心のこもったサービスで人気を集めていました。
しかし、車体の老朽化と2016年の北海道新幹線開業に際し、
運行ダイヤの確保が難くなったため、2015年3月13日の
出発列車を最後に定期運行を終えました。
現在は臨時列車として運行され、最終運転は8月22日
札幌発が最終運転。
国内唯一最後のブルートレインに乗って、
IGRいわて銀河鉄道駅内の「串焼処 銀河」で一杯。
そんなぶらり旅も今しか味わえないと考えると、
なんだかウズウズしてきませんか?