皆さん旅先や久しぶりに会ったみんなで
写真を撮るときはどうしてますか?
少し前までは誰か近くにいる人に頼んだり、
カメラ用の三脚を持っていったりしてましたよね。
でも声をかけることがなかなか出来なかったり、
三脚の持ち運びが大変だったり…
お悩みの方も多いのでは?
その解決方法として人気なのが「自撮り棒」。
最近ではカメラを自撮り棒にくっつけて写真を
撮っている光景を見かけることも多いですね。
実は今その自撮り棒が危険だと禁止
されているところが増えてきています。
Sponsored Link
危険が隣り合わせの「自撮り棒」?
誰かに頼んだりせずに自分も入って気軽に
写真を撮影できると人気の“自撮り棒”ですが、
美術館や動物園や遊園地など人ごみの中で
写真を撮ることに夢中になるあまり
周りの人やモノにあたるなど迷惑行為が
頻発していることから実は使用禁止の施設も
最近増えて来ています。
金沢美術館21世紀美術館や
東京ディズニーランドなどで禁止され始め
JR西日本では今年の春、周囲の人にあたったり、
列車の運行に支障が発生する可能性があるとし
北陸新幹線の金沢駅、富山駅をはじめとする
5駅のホームでの使用が禁止されました。
線路付近には上空に張られた電気が流れている
架線が走っており、もし自撮り棒が接触すれば
感電してしまい、生命に関わる大変な事態になる
可能性もあります。
Sponsored Link
架線にあたるとどうなるの?
もし自撮り棒が架線にあたり、感電した場合、
人はどうなるのでしょうか。
この架線は直流と呼ばれるものと交流と呼ばれるもので
それぞれ違っています。
交流と呼ばれる線にあたると在来線のもので2万ボルト、
新幹線のもので2万5000ボルトもの電流が流れており
触れていた時間にもよるそうですがリンパ管が
焼けるほどのきわめて重篤な状態や、ひどい場合死に陥るそうです。
架線に触らなければ良い?
「架線に触れなければ大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが
それは大きな間違い。
交流の架線近くでは、「誘導」と呼ばれる現象によって、
直接架線に触れなくても、近づくだけで感電する
おそれがあるとのこと。
とにかくにも「架線の近くで自撮り棒を
出しちゃダメ!」というわけです。
禁止になっている場所はちゃんと理由があってのこと。
禁止されていないか確認のうえ、
安全に楽しく思い出の写真を撮りましょう。