お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、
芸人として初の偉業を達成しました。
なんと彼の書いた純文学小説「火花」が
第153回芥川賞を受賞!
7月16日に行われた受賞会見では、
又吉の喜びの声をいち早く取材するべく
およそ350人もの報道関係者が
集まりました。
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異例の2時間単独会見
純文学小説「火花」が芥川賞を受賞した
ピース又吉の受賞会見場には報道関係者が
約350人ほど詰めかけ、用意された席は
全く足りない状態。
後方には立ち見スペースが設けられるなど、
大混雑の中行われました。
また、例年では受賞者ひとりひとりが
約15分の持ち時間を与えられ、受賞の感想や
質疑応答に応えるのが通常の光景。
しかし、又吉の場合は各メディアから
より多く又吉の気持ちを聞きたいとの
熱い要望があり、なんと2回目の会見を
設けるという特別待遇!
20時45分頃より開始された単独会見は
約2時間の長丁場となり、又吉は受賞に際して
たくさんの思いを語ってくれたようです。
芸人と執筆を両立させたい
大勢の報道関係者に囲まれ、終始
恐縮していた又吉。
今後は芸人活動と執筆活動、どちらも
両立させていきたいと語りました。
また、「火花」の映像化にも前向きな姿勢で、
「思い入れが強いので(作品の)空気感が反映されれば」
と、映像化するにあたっての希望も。
次回作の発表について聞かれると、
「恥をかいてもいい、絶対書きます」と
またもや前向きな発言で報道陣を
沸かせました。
ピース「コンビ格差」に相方・綾部は?
会見同日、都内で開催された東京ドームシティの
夏季限定お化け屋敷「呪い指輪の家」記者発表に
出席していた又吉の相方・綾部祐二。
又吉の受賞が決定する前に行われたこともあり、
当イベントでは又吉関連の質問が綾部に
集中しました。
綾部は「又吉が受賞することでコンビ格差が
広がるのが怖い」とコメント。
また、コンビ格差を恐れるだけではなく、
「自分にも何かできることがあれば」と
前向きな姿勢を見せ、
「次に会った時は『大先生』と呼べることを
期待している」と又吉にエールを送りました。
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「火花」とは?
今年3月11日に出版された、ピース・又吉直樹
初の純文学小説。
作品を発表した文芸誌「文學界」を史上初の
増刷に導き、第28回三島由紀夫賞にノミネート
され話題を呼びました。
「火花」の主人公は売れない芸人・徳永。
徳永が尊敬する先輩芸人の神谷の姿を通し、
笑いや才能、そして人間とは何かが
描かれた作品です。
相方・綾部の期待を背負い、見事に芥川賞受賞を
果たした又吉。
彼の今後の執筆作品も楽しみですね!