いよいよ今月から始まったマイナンバー制度。
各家庭にマイナンバー通知カードが配布され、
来年の本格活用開始への準備が進められています。
ところが各地域の役所でミスが相次いだり、
マイナンバー反対と声を挙げ、自分のブログで
公表してしまう人が現れるなどトラブル続き。
いったいどうなってしまうのでしょうか?
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マイナンバーを住民票に記載?
マイナンバーの通達は10月23日より
北海道、青森、千葉、新潟、長野、石川、富山、
高知、徳島各県の9道県で始まり、11月末には
全国へ届けられる予定です。
しかし、自治体が交付者が希望していないのに
住民票にマイナンバーを記載したものを渡して
しまうなどのミスが連発。
本来住民票へのマイナンバーの記載は
交付者の意思確認をもって行われるもので、
高市早苗総務相は、全市区町村に向けて
事務処理やシステムの再点検を求めています。
マイナンバー絡みの詐欺も横行
また、マイナンバーの通達が始まったことにより、
詐欺行為も目立ってきました。
主に60歳以上の高齢者を狙い、
「こちらでマイナンバーを管理します」
「マイナンバーによりあなたの個人情報が
漏れているのでこちらで削除しますよ」
といった内容の電話がかかってきているようです。
こういった詐欺の電話は今年4月から
今月20日までに64件にものぼり、
警察庁などから注意が呼びかけられています。
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マイナンバー反対でネットに公開
千葉県の男性はマイナンバー制度への
反対を示すため、なんと自分のマイナンバーを
ブログで公開。
国の第三者機関「特定個人情報保護委員会」は
マイナンバー法違反の疑いでこの男性と
サイト運営会社に対し、文書で削除を要請。
同委員会による削除要請は初めてのことです。
19日付の男性のブログには住民票に書かれた
マイナンバーの画像が貼り付けられ、「番号制度を
拒否します」と書かれていたそうです。
なかなか国民からの理解が得られていない
マイナンバー制度。
来年からの実用化に暗雲が立ち込めています。