「スバル」などの自動車販売で有名な富士重工業株式会社は
創業100周年を迎えるにあたって社名を変更すると発表。
新しい社名は「株式会社SUBARU」となるようです。
100年という節目に長年親しまれてきた社名を変更し
ブランド名と統一させる富士重工業の狙いは何なのでしょうか?
Sponsored Link
富士重工業のこれまで
1917年(大正6)年に創業された富士重工業株式会社。
中島知久平氏によって設立された民営の飛行機研究所を
前身とし、大戦後に財閥解体の対象とされた中島飛行機が
富士重工業のルーツとなっています。
終戦したことで機器開発需要を一般向けに切り替え、
スクーターやバスなどの輸送機器、企業分割を経て
1953年に「富士重工業」と名の付いた会社が設立されました。
その2年後には分割されていた参画各社を合併します。
1958年、軽乗用車「スバル・360」、そして1961年に
派生型の「スバル・サンバー」を発売し、自動車メーカーとしての
地位を確立。
スバル・360
https://www.jsae.or.jp
スバル・サンバー
http://subaru-philosophy.jp
以降も「スバル」ブランドを主力とした自動車部門、その他にも
航空宇宙部門、産業機器部門、環境技術部門、住宅事業部門など
多岐にわたって日本の大手重工業メーカーとして世界に名を広めています。
Sponsored Link
「SUBARU」への社名変更の目的
今回社名を「株式会社SUBARU」と変更し、自動車ブランド名と
統一させた理由には、さらなる「スバル」ブランドの向上があります。
今後さらにスバルブランドを磨きあげ、スバルを自動車と
航空宇宙事業において、世界中が魅力を感じる
グローバルブランドとして成長させることを目指し、
社名変更が発表されました。
また、公式ホームページではスバルの由来についても
説明されています。
スバルは別名「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる
星団の名前で、純粋な日本語です。
自動車の名前に和名を使ったのはスバルが最初です。
富士重工業が中島飛行機の流れをくむ5社の
資本出資によって設立されたことに因んで名付けられました。
実際に社名が変更されるのは6月28日開催予定の
第85期定時株主総会での定款変更が承認が得られるかどうかが
分かってから。
今後さらに磨かれ、輝きを放つであろう
日本の重工業の星・スバルに期待がかかりますね!