ニコニコ動画の運営などで知られるドワンゴが主催する
将棋の一般棋戦「叡王戦」(えいおうせん)。
優勝者は続く「電王戦」へ参加し、最強コンピュータと
戦うことになります。
今回第2期を迎えた叡王戦には、羽生善治名人がエントリー!
最強コンピュータと最強棋士の戦いが見られるかもしれない叡王戦、
詳しいルールやトーナメント表などご紹介します。
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叡王戦とは
今回で第2期を迎える叡王戦。
ドワンゴは叡王戦発足前、非公式の将棋電王戦を主催しており、
最強コンピュータとプロ棋士たちの対戦をニコニコ生放送で
中継していました。
当初団体戦として行われていた電王戦は
2015年の電王戦FINALをもって終了。
しかし電王戦を存続させたいと願ったドワンゴが
日本将棋連盟に掛け合った結果、ドワンゴ主催で新たな
一般棋戦を作り、その優勝者が電王トーナメントを勝ち上がった
コンピュータと戦うことで合意。
こうして叡王戦が生まれました。
これまでの電王戦ではタイトル保持者の出場は
ありませんでしたが、前回の第1期には竜王(糸谷哲郎)、
王将(郷田真隆)らが出場。
また、叡王戦およびその関連イベントではタイトルではなく
段位で呼ぶことが決められています。
方式は段位別予選
叡王戦は段位別予選の方式をとっており、エントリーした
棋士たちの勝ち残り式トーナメントで本戦出場者が決まります。
第2期叡王戦出場棋士
九段
青野照市 | 井上慶太 | 加藤一二三 | 桐山清澄 | 久保利明 |
郷田真隆 | 小林健二 | 佐藤康光 | 島朗 | 先崎学 |
高橋道雄 | 田中寅彦 | 谷川浩司 | 塚田泰明 | 中村修 |
羽生善治 | 深浦康市 | 福崎文吾 | 藤井猛 | 丸山忠久 |
三浦弘行 | 南芳一 | 森雞二 | 森内俊之 | 森下卓 |
屋敷伸之 |
八段~四段の出場者はこちらからご覧ください。
第2期叡王戦出場騎士
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各段位予選からの本選進出枠は、基本的に
九段 4名
八〜五段 各2名
四段 1名
これにタイトル保持者数を勘案して割り振った
追加3枠の計16枠。
今回は前期優勝者、山崎隆之叡王が本選シードとなっています。
対局ルール
予選・本戦は持ち時間1時間(チェスクロック方式)
秒読み1分。
決勝は3日間の三番勝負となり、持ち時間は5時間となります。
叡王戦開催日程
段位別予選 | 5月下旬~8月下旬 |
本選 | 9月中旬~11月中旬 |
決勝三番勝負 | 12月 |
コンピュータ同士の戦いも
叡王戦で優勝者と戦う最強コンピュータを決める
第4回将棋電王トーナメントは2016年10月8~10日の
日程で開催。
優勝ソフトウェアには「電王」の称号が与えられ、
2017年春の第2期電王戦で叡王と対戦します。
昨年は山崎隆之叡王がPONANZA電王に敗れ、
人間側の敗北で終わった電王戦。
今年の叡王にはぜひ雪辱を晴らしてほしいですね!