みなさんは日産が「熱駐症ゼロプロジェクト」の一環として
公開した動画をご存知でしょうか?
炎天下で締め切った駐車車両内部の様子を写した衝撃の映像が、
いまネットで話題になっています。
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熱駐症ゼロプロジェクト 動画
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車内放置の恐ろしさを伝えるため
動画撮影時の外気温は32度。
強い日差しの下、車内で起きる変化を記録した実験映像を約1分に編集しています。
30度を越えたあたりで蓋が吹き飛ぶペットボトルの炭酸飲料をはじめ、
1時間23分後には54度に到達、子供が描いたイラストのクレヨンが
溶け始めるなど、駐車車両内部の様子がリアルに映し出された映像となっています。
今回の実験では、あまりの熱さにカメラが故障してしまうというトラブルも発生。
予想外のトラブルに耐熱性の高いカメラで再撮影を行ったそうです。
酷い時には70度にも達するという車内温度、ここに子供を残すことが
例え数分でもどんなに危険なことか十分わかることでしょう。
日産は熱中症とかけた「#熱駐症ゼロプロジェクト」という取り組みを
今月よりスタート。
「#熱駐症」のハッシュタグで駐車車両の車内温度についての
注意を呼びかけています。
実は子どもの車内放置について社をあげて注意を呼びかけるのは初めてのこと。
そのきっかけとなったのは「#猫バンバンプロジェクト」でした。
猫バンバンプロジェクトとは
日産は昨年秋より、寒い時に車体とタイヤの間などで暖をとる猫を逃がすために
乗車前にボンネットとバンバン叩く「#猫バンバンプロジェクト」を開始しています。
このプロジェクトをSNSで呼びかけたところ、多くの利用者から大反響。
猫バンバンプロジェクトは大きく広まっていきました。
今回の熱駐症プロジェクトは、猫バンバンプロジェクトに関わった
社員たちを中心に約20人のチームで結成。
子供の車内放置による事故を少しでも減らすため再びSNSを駆使した
運動に取りかかったのです。
「ちょっとだけだから」
「寝ているのを起こすのもかわいそうだから」
そんな油断が子供たちの命を奪いかねません。
熱中症、そして熱駐症にはくれぐれもご注意くださいね。