今月12月17日に着工予定の
リニア中央新幹線。
開業予定は2027年とまだ少し先なのですが、
開通すると、東京-名古屋間が、
これまでの約80分から半分の
約40分に短縮されるそうです。
次世代の超特急として、
今話題のリニア中央新幹線について、
現在の情報をまとめてみたいと思います。
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リニア中央新幹線とは?
上記の動画は、現在山梨で実施されている
リニア中央新幹線の走行実験の様子です。
リニア中央新幹線とは、2011年に整備計画が決定した、
東京-大阪までの新新幹線整備計画です。
今月着工する工事では、まず東京-名古屋間を
完成させて、2027年の開業を目指す予定で、
大阪の開業は2045年を目指しているとのことです。
2027年 東京 – 名古屋間
2045年 東京 – 大阪間
最高速度は直線的なルートで、
時速505kmまで出るそうで、
東京 – 名古屋間を最短40分
東京 – 大阪間を最短67分
というスピードで走るそうです。
www.linear-chuo-shinkansen-cpf.gr.jp
気になる料金の方は、JR東海の会長の話によると、
新幹線よりも700円高いと採算性が取れるという発言をしているため
新幹線に+1000円くらいになるかもしれませんね。
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リニア開業に向けて進む都市開発
リニアが開業することで、
期待値が高まっているのが人の移動です。
多くの人がリニア開通の際に、
名古屋を訪れるという期待から、
現在名古屋市では、開通に向けて
新たな都市づくりを始めているようです。
特に名古屋市の中心部の栄地区では、
栄地区の魅力アップさせるための計画がつくられ、
本格的にまちづくりがスタートしています。
大阪でもリニア開発とは直接関係はないかもしれませんが、
あべのハルカスが2014年にオープンしたり、
大阪駅・梅田駅周辺が開発されていたりと
観光客を集める計画も進んでいます。
リニアが開発されることで、
東京-大阪の間で時間の壁が取り払われるため、
ここに約7000万人が交流するリニア都市交流が
実現されることが期待されています。
そのため、観光の増加だけでなく、
企業間の交流が加速して、1000億円を超える
大きな経済効果が生まれることが期待されています。
リニアの仕組み
今回の新しい新幹線であるリニアですが、
リニアと書いてあるように、「磁力」を使って走ります。
物質を一定の温度以下に冷やすと、
電気の抵抗がゼロになる「超電導」という現象が起こります。
この超電導状態になった物質を輪っか状にしたもの(コイル)
に電流を流すと、電気抵抗がないため強力な磁力が発生します。
こうした超電導を利用して磁力を発生するものを
超電導磁石といい、このリニアではこの超電導磁石を使って
N極とS極の引き合う力と、反発する力を利用して、
車体が浮き上がり、前に進むのです。
上記の図で、黒い部分にあたるのですが、
今、山梨県にリニア実験線が造られています。
ここでは、実際に走行試験の様子を見学したり、
先ほど説明した超電導リニアの仕組みなどが
見学することができます。
最先端の新幹線技術を見に行ってみてはいかがでしょうか?
住所 :〒402-0006 山梨県都留市小形山2381
電話 :0554-45-8121
開館 :午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
祝日の翌日(祝日の翌日が金曜・土曜・日曜の場合は開館)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:一般・大学生 420円、高校生 310円、中学生・小学生 200円
※団体割引あり ※わくわくやまなし館は無料