携帯電話「060」を番号追加へ

総務省は18日、現在使用されている「090」「080」「070」の
携帯電話の番号が3年後には枯渇する可能性があると発表。
対策の審議会が始まっています。

対策としては「060」を加えるか、電子機器同士の通信に
新しい番号の割り振り数を増やす案が有力です。

なぜ番号を追加する必要があるのでしょうか？

携帯番号などの番号を管理する総務省は
1999年に携帯電話の番号を「090」、
ＰＨＳを「070」と定め、けた数をそれまで
10けたであったものを11けたに増やしました。

その後も携帯電話の利用者の増加により
2002年に「080」を携帯に追加し、
2014年には利用者数に伸び悩むＰＨＳ、
携帯間での番号持ち運び制度を始めて
区別をなくす等で対策をとってきました。

現在「090」「080」「070」の総数は
2億7千万回線あるといわれていて
これに対して15年3月末の携帯・
ＰＨＳの総契約数は1億5786万件。

ですが、年間約800万件のペースで
増えており、3年後には残りの空き番号も
全て無くなってしまうようです。

単純に携帯電話の利用者の増加ももちろん
あるのですが、もうひとつ理由があります。

現在メインで使用しているのは
スマートフォンもしくはガラケーで
サブで動画やサイトをみるときは
大き目のタブレットを使っている
なんて人も多いですよね。

これがもうひとつの理由で、
格安ＳＩＭの登場や各通信会社の
サービスによって、以前に比べて
低価格で手に入り、気軽に使えるように
なった事からスマートフォンやタブレットと
いった通信機器の複数持ちでの
使用する利用者の増加が原因と考えられます。

現在総務省では、有識者でつくる審議会に
対策案づくりを諮問しており、「060」だけではなく、
ポケットベルに使われていた「020」を
利用することも含め審議を行い、
審議会は年内に答申をまとめる予定です。