日本時間4日午前、米大統領選の共和党候補者指名争いで
第2位となっているテッド・クルーズ氏が選挙戦からの撤退を発表。
これにより、ドナルド・トランプ氏が候補者指名をほぼ確実なものとしました。
ここへ来てのクルーズ氏の撤退、その理由は?
そして今後の米大統領選はどうなっていくのでしょうか?
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テッド・クルーズ氏の撤退
今回の撤退理由についてはクルーズ氏いわく
「インディアナで全力を尽くしたものの、有権者は別の道を選んだ。
我々の心は重いが、長い目で見た米国の将来
に大きな希望をかけて選挙戦を中止する」
クルーズ氏はインディアナを何としても勝ち取るべく、
現在3番手のケーシック・オハイオ州知事と共闘態勢を敷いて
副大統領候補に元ヒューレット・パッカード最高経営責任者(CEO)の
カーリー・フィオリーナ氏を指名するなどの作戦に出ましたが、
成果は上がらず。
トランプ氏がインディアナでも決定的勝利を収めるのは
目に見えており、無念の撤退となりました。
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トランプ氏の見据える先は?
一方のドナルド・トランプ氏は指名争いはすでに眼中にない様子。
ヒラリー・クリントン氏との一騎打ちを見据えています。
「我々はヒラリー・クリントン氏を打ち負かす。
彼女は偉大な大統領にはなれない」と自由貿易などの政策の違いを強調。
本選挙で必ず勝利すると強い意志を表しています。
そんなトランプ氏がライバル視するクリントン氏が指名を争う民主党予備選では、
インディアナ州にてバーニー・サンダースが、クリントン氏を僅差(きんさ)で破り勝利。
依然としてクリントン氏が党の指名を獲得するのは確実とみられていますが、
サンダース氏は選挙戦を継続する方針を変えず。
民主党の指名争いはまだまだ予断を許さない状態です。
主な候補者の獲得代議員数
(5月4日時点)
民主党
候補者名 | 獲得数 |
ヒラリー・クリントン | 2215 |
バーニー・サンダース | 1442 |
共和党
候補者名 | 獲得数 |
ドナルド・トランプ | 1002 |
テッド・クルーズ(撤退) | 572 |
ジョン・ケーシック | 157 |