5月26日、福岡県内の小学校で運動会の
練習中に35人もの生徒が体調不良を訴え、
そのうち9人が病院に搬送されました。
この日、正午の気温は28度を越えており、
熱中症の症状とみられています。
すでに30度を超えた地域もあり、油断できない
2015年の夏。
本格的な夏を迎える前に、熱中症の
予防策をしっかり確認しておきましょう!
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そもそも熱中症とは?
熱中症とは気温があがることで汗をかき、
体内の水分や塩分のバランスが崩れて
本来正常に機能するはずの体温調整が
上手くいかなくなってしまう状態のことを
言います。
気温が高くなければ大丈夫と思われがちですが、
気温が低くても湿度が高い日は注意が必要です。
湿度が高い時には汗が蒸発しにくくなり、
体温調節が上手くできなくなってしまうのです。
これから迎えるじめじめ鬱陶しい梅雨。
湿度が80%を超える日は気を付けてくださいね。
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熱中症にならないための予防策
まずは体調をしっかり整えましょう。
睡眠不足や風邪など、体調がすぐれない時の
長時間の外出や運動は危険です。
また、風通しの良い涼しい格好や
帽子を準備するなどしましょう。
そして一番重要なのが「ノドが渇いた」と
感じる前に、こまめに水分を摂ること。
渇きを感じた時には、すでに体は水分不足。
ノドの渇きは体からのSOSなのです。
汗をかくことによって失われているのは
水分だけではありません。
塩分も体外に出ていってしまっているので、
スポーツドリンクなどで両方をしっかり
補給しましょう。
熱中症になってしまったら
外出中に「熱中症かな?」と思った時には
すぐに涼しいところへ避難してください。
また、水で濡らしたタオルや、うちわなどで
あおいて体を冷やしましょう。
小さな保冷剤を持ち歩くのもおすすめです。
また、水分を補給するのも忘れずに。
もしも意識がはっきりせず動くのが困難なようなら、
周りに助けを求めて救急車を呼んでもらうなど、
すぐに病院へ向かいましょう。
一度なってしまうと再発しやすいと言われ、
時には命を落とすこともある熱中症。
大切なのは我慢しないことです。
しっかり対策を行い、楽しい夏を過ごしてくださいね。