ほっぺたがリンゴのように赤くなり、
風邪のような症状が現れる「リンゴ病」。
4月中旬頃からリンゴ病感染の報告が
全国的に増え始めているようです。
この病気は、子供への感染が
多いとされていますが、
大人でもかかってしまうことも。
特に妊娠中の女性は要注意!
胎児に影響が出るおそれがあります。
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「リンゴ病」とは?
リンゴ病の正式名称は
「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」。
発熱など、一見風邪のような症状ですが、
頬や手足に赤い発疹が出るのが特徴。
咳やくしゃみなどで感染しますが、
感染力はあまり強くないため、短期間で
大流行するような病気ではありません。
大人になるまでに感染し、
免疫を獲得する人が大半です。
厚生労働省によると、4月中旬から
リンゴ病感染の報告が全国的に増え、
過去5年間の同時期よりも増加しています。
リンゴ病は例年、7月上旬頃に
ピークを迎える傾向があり、
各自治体は注意を呼びかけています。
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妊婦はリンゴ病感染に気を付けて!
発熱などは引き起こしますが、
重病化することはほとんどないリンゴ病。
しかし、妊婦の場合は注意が必要です。
リンゴ病は母子感染を伴うウイルス感染症。
たとえ妊婦が免疫を獲得していても、
お腹の中の赤ちゃんに感染する可能性があります。
妊娠初期に感染してしまうと、流産などを
引き起こすことも。
また、流産だけではなく、胎児の体に
水がたまる「胎児水腫」という病気になる
おそれもあるようです。
大切なお腹の赤ちゃんのために、
妊婦のみなさんはくれぐれもご注意くださいね!