今夏行われるリオ五輪にて、112年ぶりに競技復帰するゴルフ。
日本からの出場選手には、松山英樹選手が
最有力候補としてみられていました。
しかし、松山選手は「出場は辞退する」と発表。
実は松山選手以外にも世界のトッププレイヤーたちの
出場辞退が相次いでいるのです。
松山選手が出場を辞退した理由とは、
一体何だったのでしょうか?
Sponsored Link
松山英樹辞退の理由
実に112年ぶりの競技復活となるゴルフは
大会の目玉の一つになるとみられており、
世界にゴルフという競技を広めるまたとないチャンス。
しかし、松山英樹選手は出場を辞退すると宣言。
その理由は、現地で発生しているジカ熱、
そして治安の悪化を考えた結果だそうです。
特にジカ熱に関しての憂慮が大きく、
松山選手はもともと虫に刺された際の反応が強いため、
万が一腫れ上がってしまえばプレーに影響が出ることは
避けられません。
プロ1年目の大会では顔を虫に刺されて
口元を大きく腫らしたり、
2016年の全米オープンでは腕を虫に刺されて
腫れてしまいテーピングを巻いてプレーを
続行するなど、度々虫に弱い体質に悩まされている
松山選手。
そんなリスクを背負ってまで五輪に出場する意味が
あるのかを考えた結果、今回の決断に至ったそうです。
松山選手が辞退したことで二番手、三番手の
日本のゴルフ選手たちが出場選手選出されることとなりますが。
現在のリオデジャネイロの情勢を見れば
もしかすると出場をためらうかもしれません。
松山選手が早々に辞退を決断したのは次の候補となった
選手のことを考えた上だそうです。
Sponsored Link
世界のトッププレイヤーたちも出場を辞退
リオ五輪への出場辞退は世界のトップ選手たちからも
発表されています。
通常のシーズンに五輪が加わることで選手たちの
スケジュールが非常にタイトになってしまうため、
大会でいつも通りの力を発揮できなくなる恐れもあります。
そういった理由からアダム・スコット(オーストラリア)選手は
出場を辞退しました。
そしてスコット選手を皮切りに、やはりジカ熱や情勢悪化を
理由に出場を辞退する選手が増加。
マーク・リーシュマン
チャール・シュワーツエル
ルイ・ウエストヘーゼン
ビジェイ・シン
ダニー・ウイレット
ローリー・マキロイ
ジェイソン・デイ
シェーン・ローリー
など、大会上位者たちが次々と辞退することを宣言し、
松山選手は10人目の辞退者となりました。
日本のゴルフ代表選手候補は誰に?
リオ五輪のゴルフ競技は7月11日の世界ランキングを
基にしたランキングが作成され、1カ国あたり
最大で男女各4人までの選手が代表に選出されます。
日本の出場枠はそれぞれ2人となる見込みで、
16位の松山選手が辞退した今、日本の男子選手からは
池田勇太選手、片山晋呉選手、そして谷原秀人選手らが
有力ではないかと予想されています。
7月11日のランキング発表でほぼ決定するとみられる
五輪代表選手、選ばれた選手たちは一体どんな決断を
するのでしょうか?