クロネコヤマトで有名なヤマト運輸が
メール便の廃止を決定。
他の郵便物と一緒に持って行ってくれる
クロネコメール便、便利だったのに、
廃止ということで、非常に残念です。
しかし、原因は郵便の「ややこしさ」
にあるそうで、メール便に代わるサービスを
新しく提供することも発表されました。
なぜメール便が廃止になるのか?
新しいサービスは何が違うのか?
簡単にわかるようにまとめてみました。
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メール便廃止の背景
メール便というと、ヤマト運輸が
その他の荷物と同じように、
書類などを送るサービスです。
書類ならなんでも送ってOK
のように見えますが、実は違います。
郵便法という法律で、
「信書」
と定められている書類があります。
信書に該当するものとしては、
・納品書・請求書・領収書・見積書といったもの
・免許証・表彰状などの許可証
・印鑑証明書・戸籍謄本・住民票の写しなどの証明書
などが該当しますが、
信書は、郵便局で郵送する必要があります。
まぁ事実上郵便局がこの信書を独占している状態です。
実はこれに違反した人には、
「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」
ということも定まっています。
しかし、利用者側はこんな情報知らないという人も多く、
2009年以降、郵便法違反ということで、
事情徴収を受けたケースが8件発生している
ということを受けて、利用者のリスクを無くすために
メール便のサービス中止に踏み切った。
なお、現在のメール便廃止は2015年3月末受付まで
になります。
郵便法、何ともやっかいな法律ですね。。
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メール便に代わる新サービス「クロネコDM便」
現在、この決定に特に困っているのは
おそらく中小企業だろう。
定期的に集荷もしてくれるので、
非常に使い勝手が良かったので、
カタログなど様々な書類を送っている。
しかし、法人向けには、信書でない書類を送れるサービスを
「クロネコDM便」という形で継続するということです。
ただし、運賃体系は見直しされるそうです。
また、別途以前メール便で送っていた
小包に関しては、メール便廃止に伴って、
代わりになる新サービスも開始されます。
サービス名は決まっていないのですが、
2つのサービスが提供されます。
小さいサイズの小包と、
メール便のようなサイズの荷物
の2種類のサービスが展開されるそうです。
メール便のようなサービスは、
全国一律で価格がきまっているので、
メール便のように使えそうですね。
3月に入ったらまた価格などの詳細が発表されるそうです。
詳細が発表されましたら、改めてまとめてみたいと思います。