1月29日にJAXAと三菱重工が打ち上げを予定していた
H2Aロケットですが、打ち上げが延期になった
という情報を発表しました。
H2Aロケットは、先日、
あの「はやぶさ2」を打ち上げたロケットだ。
今回延期になった理由は、天候不良ということで、
現在打ち上げの日程は2月1日ということです。
(追伸:2月1日に無事打ち上げられました)
今回のロケット打ち上げには、
どんな狙いがあるのでしょうか?
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H2Aロケットは日本の国産ロケット
このH2Aロケットは、日本初の国産ロケットで、
これまで26回の打ち上げを実施しています。
例えば、先日打ち上げられた
「はやぶさ2」
10月に打ち上げられ、先日気象衛星として
地球のカラー写真を初めて撮影した
「ひまわり8号」
などを宇宙に届けてきました。
この日本のH2Aロケットは、
打ち上げコストをこれまでの1/2と
低コストで打ち上げができ、
さらに信頼性も高いということで、
日本が世界に誇る国産ロケットです。
今回は、打ち上げの時間帯には、
「氷結層」というものを含む雲が予想以上に発生する
ということから延期が決定。
この「氷結層」というのがあると、
雲の中で電気が発生するため、ロケットの電子機器に
悪影響が出る可能性があるというのが
今回打ち上げになった原因です。
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H2A27号機は情報収集
今回打ち上げを実施するのは、27機目。
今回は、「情報収集衛星レーダ予備機」を
宇宙に届けることが目的です。
情報収集衛星レーダというのは、
・日本以外の国の偵察
・大型災害時の情報収集
というのが目的で打ち上げられているもので、
これまでに12個の情報収集衛星レーダが打ち上げられています。
しかし、打ち上げの失敗や故障・老朽化で
現在地球の衛星軌道上にあるのは、5機になる。
今回打ち上げられる情報収集衛星レーダは、
現在宇宙にある衛星レーダが壊れたときに備えて配備されます。
日本が世界に誇るH2Aロケットの雄姿を見るために
今回も打ち上げがライブで配信されると良いですね。