もうすぐ9月の大型連休シルバーウィーク。
しかしその前に、投資家の方達には
一大イベントが待ち構えています。
米連邦準備制度理事会(FRB)による
連邦公開市場委員会(FOMC)。
9月に実施されるとみられている
アメリカの利上げは
本当にあるのでしょうか?
また、利上げがもたらす
日本への影響とは?
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アメリカ利上げによる影響
9月利上げが決定の場合
専門家によると、もしも利上げが
決定ならば、日経平均は下落する
だろうと言われています。
東京市場は利上げに対する準備が
出来ておらず、仮に利上げされれば
1万7000円台まで落ちる可能性も
示唆されています。
9月利上げが先送りの場合
日本にとって悪い事ではない
利上げ先送り。
しかし、市場の不透明感が増すことで
結果的に日経平均の動きも
不安定になる可能性は否めません。
今回FOMCのすぐ後に大型連休が控えている
ため、いかに立ち振る舞うかが問われる
局面です。
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日本にとっての理想的なパターン
日本にとって一番理想的な決定は
「9月利上げ先送りとともに
12月利上げの意向を示す」こと。
この決定であれば、今すぐの
利上げがなくとも今後「いつ」
利上げが行われるかが示されて
いるため、市場は一旦落ち着きを
取り戻すと予想されます。
アメリカの利上げは新興国にとっては
マイナスなニュース。
利上げが発表されれば新興国の
株や通貨が売られるとみられ、
その代替先に日本が選ばれる可能性が
非常に高くあります。
もしそうなれば、日経平均は年内2万円を
目指すことになるでしょう。
日銀の金融政策決定会合の見解
昨日14日、本日15日と開かれていた、日銀の
金融政策決定会合。
大規模な金融緩和政策継続に賛成したのは
8人、反対は1人と賛成多数により、日銀は
緩和政策を継続することに。
また、景気の基調判断にも触れ、「緩やかな
回復が続いている」と据え置きになりました。
安保法案が混乱の原因に?
今イレギュラーを起こす事柄として注意が
向けられているのが安保関連法案の採決。
もしこれが18日に強行されれば大きな混乱に
繋がり、日本市場にも少なくない影響をもたらす
ことが予想されています。
さらに採択によっては連休明けに安倍政権の
支持率が大きく低下する可能性も危惧され、
アベノミクスの頓挫も懸念が高まっています。
楽しいシルバーウィークを頭を抱えて
過ごすことがないよう、慎重な判断を
したいところですね。