環境庁が、島根県の野鳥の糞から
鳥インフルエンザウイルスが検出された
という情報を公表しました。
今回公表された鳥インフルエンザについて
どのくらい人体に危険があるのか、情報をまとめてみました。
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今回検出された鳥インフルエンザについて
今回環境庁が発表した、島根県の野鳥の糞から検出された
鳥インフルエンザは、H5N8亜型と呼ばれるものです。
この鳥インフルエンザは9月に韓国で発生が報告されたものと
同じもので、強い毒性を持つとされています。
このインフルエンザウイルスは、
空気感染などで、人間に感染するということは
現在のところ報告されていないそうです。
一安心ですね。
ただし、こうしたインフルエンザウイルスは、
鳥や豚などの動物を介して広がることで、
人間に感染しやすいウイルスに変異したりする可能性があるそうです。
何にせよ注意をしておくにこしたことはないですね。
これからいつもの人間に感染する
インフルエンザも流行していく季節になりますし、
手洗い・うがいなどはしっかりとやっておくのが
よいかもしれませんね。
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そもそも鳥インフルエンザって何?
鳥インフルエンザというのは、ニワトリや野鳥が感染するインフルエンザです。
H5型、H7型というものは毒性の強いもので、
感染力も強くて、感染した鳥は高い確率で死に至るようです。
今回検出されたウイルスもH5N8亜型ということで、
毒性の強いものに含まれます。
日本に渡ってくる経路としては、
海外からの渡り鳥であるカモ・水鳥などから
伝わるようです。
接触からも感染しますが、糞や飼料などからも
他の鳥に感染するため、家畜のニワトリなどに
大きな打撃を与えることがあるそうです。
鳥インフルエンザに感染した肉は食べると危険?
では、鳥インフルエンザに感染していた
という鳥が、万が一食用の肉として出荷されて、
家庭の食卓に並べられたとしたらどうなるのでしょうか?
危険はあるのでしょうか?
農林水産省の発表によると、鳥インフルエンザウイルスは、
70度以上の熱で約1分加熱すれば、感染力はなくなるそうです。
つまり十分加熱した鶏肉であれば、
感染の心配は限りなく少なくなります。
では、生で食べたらどうなるのでしょうか?
鳥インフルエンザウイルスは、酸にも弱いようで、
生で食べたとしても、胃酸によって感染力が失われるそうです。
しかし、基本的には「感染しない」とされている
鳥インフルエンザですが、中国や東南アジアでは、
鳥をさばいているような人が大量にウイルスを取り込んだ際には、
感染したという報告もあるようで、100%安全である
とは言い切れなさそうです。
消費者庁などは、根拠がない情報で混乱しないよう
注意を呼びかけていますが、
やはり、出来る限り火を通したり、
リスクは最小限に抑えるように努力したほうが
よさそうですね。
最終的に自分の身を守るのは自分です。
様々な情報を入手して、対策するのがよさそうです。