毎年冬になると話題になるのが、
インフルエンザとノロウイルスです。
ノロウイルスの方が、すでに流行の兆しがあり、
東京・埼玉・大阪など、大都市を中心として、
患者数が増加しているようです。
特に感染者が出ると、周りに一気に感染する
感染力の強いウイルスだけに、
特に注意が必要です。
今のうちに予防方法などチェックしておきましょう。
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大分保育所では32名ノロウイルス集団感染も
11月17日には、大分県の保育所では、
園児と教職員で32名がノロウイルスの集団感染が
報告されています。
嘔吐や下痢などの症状を訴えた園児4人から、
ノロウイルスが検出され、最終的には、
32名まで被害が拡大しました。
大分県で集団感染が確認されたのは、
この件が初めてで、これから流行期に入るため、
さらなる注意を呼びかけています。
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ノロウイルスの感染力の強さに注意
ノロウイルスは病原性としては、
強くない部類のウイルスだそうです。
個人的に2回掛かった私の口からは
そうは思いませんが(笑)
ただ、微量のウイルスが入っただけで、
感染するため、非常に感染力が強いウイルスです。
以前都内のホテルで集団感染した事件では、
ホテルのカーペットに患者が吐いたものの処理が悪く、
掃除をしたり、人が上を歩いたりすることで
そのウイルスが巻き上がり集団感染しました。
この事件をキッカケに、ノロウイルスの対策として、
消毒液を使って処理したり、予防したりする
ということが徹底されてきたと思います。
しかし、依然家族で一人感染してしまうと、
家族全員に感染してしまうくらい、感染力が
強力であることには変わりありません。
ノロウイルスの予防方法
ノロウイルスの予防対策としては、
大きく2つです。
・手洗い
・加熱
何と言っても最大の感染経路は、
手から感染します。
そのため、最大の予防方法は、
しっかりと手洗い・消毒をすることです。
家から帰ったら、料理する前、食事の前、
トイレの後など、場面場面でしっかりと手洗いを
徹底するようにしましょう。
また、この時期美味しい、
カキやあさりなどの二枚貝には、
ノロウイルスが蓄積している場合があります。
生や半生で食べてしまうとノロウイルスに感染してしまう
可能性もあるため、できるかぎりしっかりと火を通して
食べるようにしましょう。
とくにカキについては、鮮度とウイルスの有無は別問題。
新鮮であってもノロウイルスが蓄積している場合があります。
できれば乳幼児や高齢者は、
生では食べないようにしたほうがよいでしょう。
火を通す目安としては、85~90℃で90秒以上です。
また、最後に消毒は塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を
使って消毒するようにしましょう。
アルコールなどはあまり効果がありませんので、
しっかりと塩素系を利用するようにして下さい。
とくに感染者が家族から出た場合には、
吐しゃ物やトイレなどの処理には、
しっかりと消毒するようにしてください。
台東区がYoutubeにノロウイルスの予防について、
わかりやすく映像にしているものがありますので、
こちらも併せてご覧ください。